里親会とは
理事長挨拶
「みんなで育てる。共に育つ」
私は、20年前に里親になりました。この間に、里親制度は大きく変わりました。
里親には、いくつかの種類があります。
ひとつは、法律上の親になる「特別養子縁組里親」。
養子縁組里親とは、違う立場で実のお父さんやお母さんのニーズに合わせて子どもを預かる「養育里親」です。
そのほかにも、「親族里親」や、複数子どもを家庭で育てる「ファミリーホーム」もあります。
平成28年の児童福祉法の改正により、日本でも「家庭養育を優先する」という考え方が、示されました。
なんらかの事情で、家庭で育つことが難しくなってしまったこどもも、家庭の中で信頼関係をつくり、大切な人とのつながり続けられやすい(パーマネンシー保障)「家庭養護」が必要とされたのです。
また、以前は里親のもとで育った子どもたちへの自立支援はほとんどなく、進学も困難なことがあり、里親が自分たちで積み立てをして支援していた時代もありました。
そのため、大学などへ進学する子は、一般家庭の子どもたちと比べて、半分くらいでした。
でも今は、返さなくてよい「給付型奨学金」や大学などの無償化も進み、進学を希望する子どもたちが進学できるようになってきました。
また、22歳を過ぎても、必要があれば支援が続けられるようになりました。
最近では、特別なケアが必要な子どもを育てている里親さんも多くいます。
子どもたちは、本人のせいではないさまざまな困難を背負っていることもあります。
そのため子育ては、うれしいこともありますが、とても大変なこともあります。
だからこそ、里親さんがひとりで悩まずにすむように、「里親支援センター」や「フォスタリング機関」ができたのは心強いことでした。
また、私たち札幌市里親会としても、里親同士が支え合えるよう、相談やメンタリングの活動を行っています。
「どんな状況でも、こどもをあたたかく包み、家庭で育てていく。実の親のことも大切にしながら支えていく。」
そのために、社会の大切な人仕組みとしての「里親制度」があります。
私たちは、こどもを真ん中において、子どもの声を聴き、こどもの幸せを一番に考えます。
そして、児童相談所や社会的養護施設、フォスタリング機関、保育園、学校、行政、企業など、子育てに関わるみなさんと手をとり合い、子どもたちの未来を支えていきたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人札幌市里親会
理事長 北川聡子